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「プログラミング教育」を読んで、来る必修化時代についてSEが考えてみる

はじめに

2020年小・中・高でプログラミング教育が必修化されます。

みんなゴリゴリプログラム書くのか!? と思いましたが、所謂プログラミング的思考力を伸ばすのが目的のようです。

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10秒迷路:プログラミング的思考

学習指導要領より引用

 

肝心の学習指導要領を読んでみると、プログラミング的思考を学び、プログラムの動きに気付き考察し、他の教科で学びを活かすことが狙いのようです。

小学校におけるプログラミング教育のねらいは、「小学校学習指導要領解説 総則編」においても述べていますが、非常に大まかに言えば、

①「プログラミング的思考」を育むこと、

②プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることなどに気付くことができるようにするとともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解
決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと、

③各教科等での学びをより確実なものとすることの三つと言うことができます。

学習指導要領より引用

また、「諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究」報告書(平成26年度)によると、

調査の結果、ナショナルカリキュラムのもと、プログラミング教育を普通教科として単独で実施している国はないが、情報教育やコンピュータサイエンスに関わる教科の中での実施がみられた。初等教育段階(日本の小学校に相当)では、英国(イングランド)、ハンガリー、ロシアが必修科目として実施。
前期中等教育段階(日本の中学校に相当)では、英国(イングランド)、ハンガリー、ロシア、香港が必修科目として、韓国、シンガポールが選択科目として実施。後期中等教育段階(日本の高等学校に相当)では、ロシア、上海、イスラエルが必修科目として、英国(イングランド)、フランス、イタリア、スウェーデン、ハンガリー、カナダ(オンタリオ州)、アルゼンチン、韓国、シンガポール、香港、台湾、インド、南アフリカが選択科目として実施している。なお、プログラミング教育で注目されているエストニアでは、全ての小学校から高等学校において選択科目とすることを目標に、2012 年に 20 の実験校でプログラミング教育の導入に関するプロジェクトが実施されたが、現状では、ナショナルカリキュラムとしてではなく、学校裁量という形での実施になっている。実施している学校数などの詳細は不明だが、現地調査において視察した学校でも、その実施が確認できた。

<中略>

多くの国で、特に初等教育段階では、ロボット等の実体物を動かすなど、体験的に論理的な思考力や情報技術に関する理解を深める活動等が行われているが、

プログラミング教育は単一の教科とはなっておらず、その体系化や指導者不足などが課題とされている。

「諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究」報告書(平成26年度)より引用

だからうちも、単一教科にしないで、学校裁量でやるお! という主張を支持したい報告書のように読めました。

学習指導要領でも、算数や理科でプログラミング的思考を教えることはできるよね!という言い方がされていました。

なんとなく、現場丸投げな感じが否めない気がします。

そんなに日本の教育の現場は自主的に動けるような裁量があるんですかね……

とまあ、雲を掴むかのような話だったので、何か本でも……と手に取りました。

本について

 

この本はプログラミング教室の代表が著書であることから、フランチャイズの広告が挟んであったり、勉強するならスクールがいいでっせという商魂がちらほら覗けましたが、

とっかかりとしては読んでよかったと思います。

プログラミング教育のパイロットプロジェクトの結果

文科省によるとプログラミング教育を受けた子供たちは以下のような効果が得られたようです。

小学校
自ら物事を順序立てて考えられるようになった。論理的に説明できるようになった。
自分にもコンピュータを動かせるという自信を持つようになった。
英語を使ったプログラミングによって,英語とプログラミングがつながるようになった。

平成26年度文部科学省委託事業 情報教育指導力向上支援事業
プログラミング教育実践ガイド より引用

上の例を見る限り、かなり有意な教育なのだという印象を受けます。

物事を順序立てて考えられればもうプログラミング的思考ができているといえるのではないでしょうか。

物事を順序立てて考えプログラムを設計できれば――

  • コンピュータに臨む動きを決める
  • その動きを実現するためにどういう動作をすればいいか考える
  • 実際にプログラムを書く
  • 動作検証
  • デバック

のようなまさにシステムよりの考え方ができる人材となるでしょう。

背景にある問題

経済産業省の調査によるとIT人材は2019年にピークに減少し、2030年までに「40から80万人」が不足すると予測されています。

(それにしても40万人の範囲……横須賀市の人口分が予想する不足上限下限の差だという報告ってどいうものなんでしょう)

労働人口減少でさらなるシステム化効率化が急がれるのに、その一端をになう技術者が不足するというのはかなり痛いでしょうね。

適性について

とはいえ、英語教育必修化されて久しいですが、英語教育を受けた人がすべて英語を使う仕事に就くとは限らないように

プログラミング教育についても同様のことが言えます。

本書では以下のような適性をあげていました。

  1. ゼロから物を作るのに興味がある
  2. 推理したり、ロジックを楽しむおもちゃを好む
  3. 単調な作業を続けることにストレスを感じない
  4. 家電製品やスマートフォンの操作を試したがる
  5. 何かと要領がいい。楽をしたがる

 

個人的には、3,4,5が特に重要だと思います。

3を持っていればプログラムの品質をあげるテストを淡々とこなせますし、

4は新しい物好きでなければしんどい業界です。

5が最も重要で、今ある仕事に疑いの目を向け効率化を考えれれば最高のイノベーションをおこすことができます。

しかし、ただのめんどくさがり屋では厳しいかな。

さいごに

子供のプログラミング教育は僕の中で気になっているトピックであり、

子供の助けになれればとフォローしていました。

この本だけでは情報としては不十分なのでもう少し調べてみよう。

氏曰く、「同じ分野の本を三冊読めば専門家になれる。1冊目は初心者向け、2冊目は一般向け、3冊目は専門書レベル」

この本はいいとっかかりになりました。

とくに様々なソース(情報の元ネタ)にアクセスできたのがよかったです。

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