人工イクラ。
子供の時に安い寿司屋は本物のイクラじゃないと嘯かれていました。
そんな僕はマグロ15皿でおなかいっぱい――
という、親の財布にダメージを与える子供だったんです。
昔は回る鮨にも、レーンの中に職人がいて食べたいものは頼んでました。
いまではすべて握らない寿司。
まあ鮨は江戸まではある意味ファストフードだったわけで、
そういう意味からいえば、たまに築地(今じゃ豊洲か)でいい鮨を食うのが生きってものなのかもしれません
はじめに
人工いくらとはアルギン酸水溶液にいくららしい味、いくららしい色を溶かし込み
カルシウム水溶液に垂らして作ります。
――じゃあ、いくらはほんまもんでワサビや醤油をそうすればいいんでないかいという理由で
この記事はスタートしました。
まあ、わさビーズの方が着想製品化において先んじていますね。
今回目指す完成形
今回はいくら軍艦の上に、いくら型ワサビ、いくら型醤油をのせて
わーい、軍艦だけたべればお寿司食べられる!!
という状態を完成形として目指しました。
レシピ
材料
人工いくらセット
人工着色料(緑)
醤油
粉末わさび
作り方
醤油はなぜかゲル化がうまくいきませんでした。
アルギン酸をケチったからとかそういう要因ではなさそう(追いアルギン酸しました)
とういうことで、深追いは避けましたが
アガーなどを使ってジュレ上にして乗せるのもおしゃれかもしれません。
終わりに
かなり見た目はワサビに近いですが、如何せん味がワサビっぽくない……
わさビーズは素晴らしいプロダクトです。
今回は粉ワサビにデキストリンが入っていたことで、
トロっと感が出て少し薄めてしまったことだと思います。
次回はチューブワサビでトライしたい。