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育休をとって「イクメンとは日陰にて、忍び耐えるもの」と知り得たり

イクメンとは

以下のように、子育てに比較的に参加する男性を指します。

いや、しかし、育児を趣味と言ってはばからないとか、大丈夫ですかねこの引用元。

「イクメン」とは「子育てする男性(メンズ)」の略語。単純に育児中の男性というよりはむしろ「育児休暇を申請する」「育児を趣味と言ってはばからない」など、積極的に子育てを楽しみ、自らも成長する男性を指す。実際には、育児に積極的に参加できていなくても、将来的にそうありたいと願う男性も含まれる。

参考:https://kotobank.jp/word/%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A1%E3%83%B3-188869

なにせ、google先生によるイクメンに関連する検索キーワードによると――

  • イクメン 当たり前
  • イクメン うざい
  • イクメン おかしい
  • イクメン 嫌い

というネガティブなキーワードが表示されます。

世の中的には、イクメンがやっていることは「お父さん」として当たり前のこと等あまり評判は宜しくないようです。

世の旦那様はは八方塞がりですね。

国により普及が推進された言葉である

労働人口減少が叫ばれる中、政策として、男性の育児参加を促し、女性の労働(おそらく広義には育児も含まれる)環境改善を目指したキャンペーンとして誕生したものでしょうね。

しかし、イクメンとはなにものなのか、どこまでやればいいのか誰もしりません――未定義の言葉なんてそんなものですが――。

なんとなくおむつを替えたり、エルゴで抱えてスーパーを練り歩いたり、低いハードルを越えただけで、だれしも名乗れます。

そんな表面イクメンに対してネガティブな記事は多いですね。

育児の端を少しかじっただけでやった気分になってる、もしくはXXさんに比べて俺はやってるぜとモラルライセンシング(いいことをすると悪ぶってもいいだろという心理効果)が起きて、自由奔放になる夫がいるからGoogle先生に対してネガティブな関連キーワードをサジェストするようになるくらい、イクメン + ネガティブなキーワードで検索する嫁たちがいるわけですね。

じゃあ、どこまでやればいいの

Twitterで極端な発言をするフェミニズム寄りなアカウントによれば、すべてをやれと、そうなるかもしれません。

しかしフリック入力やキーボードで「すべてやれ」と入力するのは非常にたやすいですが、実線は難しいもの。

すべてやれでは、昭和時代のジェンダーの逆転でしかないですね。

昭和的発想は過去の考えです。

もうやめませんか。てか、そんな苦しいですか子育て。

妻、夫だけができない家事育児を無くして、協力してやるのがベストだと思います。

楽しもう、家庭を

世の男性すべてに育児休業を取れとの主張は、24・365で回っているコンビニや、アパレル等の業種には厳しすぎると思います。

育児休業をとれた自身の境遇は幸せだと思っています。

新卒で入った会社も育休取ってる男は多数いました。そして、転職の際にはそれを条件として盛り込みました。

「おとなの夏休みだね」

会社でそういってきた、独身男性もいました。

育休をとって育児を実際にやってみましたが非常につらいです。

夜起きたら対応しなければいけないので、まとまった時間眠れないし、育児以外に家事もやらなければいけない……

離乳食が始まれば、自分たちの料理以外に、子供用の離乳食メニューをフェーズ(ごっくん、もぐもぐ期etc)ごとに、日々アレルギーはないか一品ずつ増やしていき、経過を見て評価していく必要があります。

家庭でやらなくてはいけないことがあるというのは逃げ場がない状態に追い込まれます。業務は退社すれば最悪解放されますからね。

これを女性だけに押し付けるのは、ブラック企業の労働環境ばりにひどい、と感じました。

でも、つらいけどつまらないくはないです。

僕は楽しみました。

眠れない理由を紐解きセロトニン分泌するためにグリーンエクササイズを1日のスケジュールにとりこみ。

嫁が眠れないなら、マグネシウムやグリシンを多く含む食事を検討しました。

離乳食が始まれば、離乳食を作った残りでレシピを検討したり、科学的にうまみ成分が一番とれる温度帯、加熱時間を調理科学系の論文読んで実践してみました。

自身の行動

子供が生まれた瞬間から、気付かないうちに何かが変わっていきました。

まずは優先順位が変わりました。

自身の好きなこと、おいしい店巡り、読書、筋トレの順位が崩落しました。

この子を軸に人生を楽しもうという新しい考えが生まれて行動していきました。

では、タイトルに戻ろう

では「イクメンとは忍び耐えるものと知り得たり」ってなんでしょう。

――楽しんでるなら耐えていないじゃん!

そんな突込みがあるでしょう。

――耐えてるってやっぱつらいんだろう

そういう突込みもあるでしょうね。

こう思ったエピソードを一つ。

お盆に嫁方の親戚一同集まったときです。親戚が多すぎて旅館を借りていました。

いつものように、娘を風呂に入れるためにタオルに来るんで大浴場に連れて行ったところで、親戚の一人が浴場にいました。

その時は会釈して、さささっと風呂を済ませて戻りましたが、宴会場で――

おっちゃん「いや、君は本当にイクメンの鏡だね。嫁子は絶対逃がさない方がいい。というか酒なんてのんで云々……」

(この日は宴会だし、夜はミルクでいいよねと夫婦間で事前協議済み)

――こんなんいわれたら嫁居づらいだろうと思いつつも、外向けの能面で対応

(そして、子供が少し愚図ると)

おっちゃん「あー、もうおっぱいのめないし、かわいそうにな」

――僕の血縁外なので優しい対応ですが、僕の親戚であればちょっと詰めていますね

血縁が近いほど、昭和的価値観でいじり、

血縁が近いのに、女性のアルコール摂取に辛辣(宴会の日だし、今日はミルクでいいよと夫婦間で協議済みなのに)

さらに、僕自身は育休をとっていることを秘密にしています。

なぜなら義母が男はバリバリ働く的な昭和的な価値観が強いので嫁と相談の上秘密にしました

イクメンは裏方の住人、表に出るべきではない。そう――モーレツ社員讃美歌を歌う人間が消えうせるまでは

ということで、僕としてはイクメンは陰で妻を支えるのがスマートだと考えています。

イクメンが前面に出ることは、妻がネグレクトばりになにもしていないという印象を持つ人間がいるようです。

イクメンが前面に出ると、嫁とおかしなパワーバランスで結婚したと疑義する人間もいるそうです。

夫の役割は何でしょう――

家族を守ることであれば、こういうくだらない日本固有の時代遅れでグローバルの対極にあるメンタルに良くない言葉から守っていくことが大切ではないでしょうか。

本当の意味でのイクメンとは、表立って宣言してイクメンっぷりを発揮したり、ファッショナブルではなく、泥臭く陰ながら粛々と家事を行うものだと思います。

まとまりませんが、現地からは以上です。

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