はじめに
ネクストフーディスト2期生のcomodo(@comodo_dev)です。
レシピについて
アクアパッツァはフライパンで常に見張りつつ、スプーンでスープを回しかけたり、吹きこぼれないようにしたりとなにかと面倒くさそう.......
そう思われがちですが、炊飯器の炊飯機能と保温機能活用で超簡単にできます。
また、スープが旨み成分の泉です!
タイからイノシン酸、アサリからコハク酸、トマトからグルタミン酸がたっぷり滲み出すのでめっちゃ旨いです。
さらに旨み成分のおかげで減塩調理できます。このレシピでは、塩小さじ4分1しか入れていませんが、十分美味しい。
まあ、アサリにも多少塩分が含まれていますが――
さて、さらに今回無水調理します。
アクアパッツァ(狂った水)という料理なのに無水調理とはこれ如何に!?
答えは白ワインです。
ワインは素を辿ればぶどうの果汁から作られます。
今回水分として入れるのは白ワインだけで、白ワインもぶどう果汁であることから、水を使っていないので無水調理という訳です。
炊飯器で無水調理する鯛のアクアパッツァのレシピ
炊飯器
炊飯モード 20分、保温モード20分
材料
- あさり 1パック
- ミニトマト 8個程度
- 鯛 尾頭付き半身
- オリーブ 適量
- ニンニク 2片
- ローリエ 2枚
- 鷹の爪 1本
- 塩 小さじ1/4
- オリーブオイル 大さじ3
- 白ワイン 100CC
作り方
▼あさりは砂抜きしておきます
▼鯛。なんだかツンとした顔をしてらっしゃる
▼鱗と内臓は魚屋さんでとってもらいました。鱗とりは家でやるとシンク中に飛び散るし、内臓は捨てるときの臭いが……餅は餅屋ですね。
ご覧の通り、鰓まで処理してくれています。これじゃタイノエもひとたまりもありませんね。
▼一尾丸ごと使うと食べきれなさそうだったので、半身をおろします。
▼こんな感じ。背骨の内側の血合いもきれいにしておきましょう。半身は後日、鯛茶漬けにしました。
▼首と尾に包丁を入れて炊飯器に入れやすいようにします。さらに真ん中に包丁を入れて熱がいきわたりやすいように、うまみがしみこみやすいようにします。
▼ギリ収まった感がすごい。
▼ミニトマトをスライスと丸で入れて食感と彩にアクセントを
▼あさりも入れて……なんだか窮屈そう
▼ニンニクはつぶして、芽はとっておきましょう
▼オリーブをきって
もろもろ材料をいれたら、炊飯で20分加熱します。
▼ズッキーニが余っていたので入れてみました。彩にちょっとアクセント。ぐつぐつとまさに狂った水のごとく煮えています。
そして、さらに保温で20分。
▼できあがり
実食
ちなみに嫁の帰宅時間を読み誤り1時間保温しましたが、あさりも固くならずいい感じでした。
長時間低温で加熱したことで、鯛のコラーゲンがゼラチンになったようで身がほろほろ。うまみも出汁に溶け込んでいました。
うま味コンチェルトですね。