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綾野剛主演ドラマハゲタカで話題の、小説ハゲタカの日光東照宮に聖地巡礼した話

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※小説ハゲタカのネタばれあり。注意

小説ハゲタカを読んだのが確か2008年、その後、NHKで大森南朋主演でドラマ化され、

さらに2018年綾野剛でドラマ化されたハゲタカ。

小説とはオリジナルストーリーなので大森南朋主演版も、綾野剛主演版も楽しんで見ています。

両ドラマに共通するのがリン・ハットフォードがいないこと(もしくは端っこの方にいる金髪のおねーさんになっている)と

鷲津政彦が冷静沈着でドライな男として演じられているように感じます。

例えば小説では、鷲津政彦はバルクセールのはじめ銀行側と対峙したときに

出入り業者社長を思わせる振る舞いで銀行側を油断させました。

一方で、神輿は軽くてアホがいい、よろしくアラン・ウォードが上司を軽んじた際に鷲津政彦は――

「そうしてくれ。いいか、アラン。これだけは肝に銘じておけ。ビジネスで失敗する最大の原因は、人だ。味方には、その人がこの戦いの主役だと思わせ、敵には、こんな相手と戦って自分はなんて不幸なんだと思わせることだ。そして、牙や爪は絶対にみせない。そこまで細心の注意を払っても、時として人の気まぐれや変心、あるいはハプニングのせいで、不測の事態が起きるんだ、だから結果を焦るな。そしてなれ合うな、いいな」

ハゲタカ 上 p.453

とアランを諫めてビジネスのイロハを教えるというスマートで魅力的な人物です。

小説版のキャラや、鷲津政彦とリンの絡み結構好きなんだけどなーと思いつつも

ドラマのように限られた時間でストーリーを進めないといけないので

仕方ないかなぁと思っています。

小説ハゲタカは引用される言葉がアツい

小説ハゲタカはストーリーが始まる前に新渡戸稲造の武士道からの引用で始まります。

そしてハゲタカⅡでは坂口安吾 堕落論が随所で引用されています。

時折差し込まれる偉人の言葉がストーリーの要所要所で輝きます。

例えば、芝野健夫が三葉銀行を退職した際に、水戸黄門で有名な徳川光圀の言葉を引用し、時代の絶望を表現しています。

「戦いに臨んで討ち死にすることは、難しいことではない。それはどのような野人でもできることである。生きるべき時に行き、死ぬべき時に死ぬことこそ、真の勇気なのである」

ー中略ー

今や、”真の勇気”を持った経営者も官僚も、そして政治家も存在しなかった。

ハゲタカ上 pp.414-15

 

ハゲタカの聖地巡礼

陽明門

陽明門
御所十二門の内の名称を朝廷から賜ったという。
後水尾天皇の御宸筆による勅額があるので勅額門、
あまりに結構善美を尽した門で見飽きないところから
日暮らしの門ともいわれている。

陽明門前の看板より

 

小説の中でリン・ハットフォードは陽明門をマッド・サイエンティスト・ゲートと名付けました。

そしてドイツの建築家ブルーノ・タウトの『建築の堕落だ、しかもその極到である』を支持するかと鷲津政彦に問われ

ここは建築の粋を作られてはいるけれど、美を追求した建物じゃない。

狂信的権威者が、己を神化させるために作り上げた魔宮。もっと言えば、魔除けよ

ー中略ー

竜、麒麟、獅子など、東洋で考えられる様々な神獣を集めているのよ。

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