Anovaで作る低温調理のレシピが蓄積されてきました。
ここらで一度、温度が食材に及ぼす影響と、レシピが集中する温度帯を整理したいとおもい、まとめました。
そうすることで、1台のAnovaで複数のレシピを並行で作れるかなぁーっていうところで、
並行で作れそうなレシピを見えるかしたいと思ったわけです。
30℃
鶏油の融点
32℃~
バターが溶けはじめる
33℃~
豚肉脂の融点
40℃
魚に含まれるたんぱく質ミオシンが変成を始める
牛脂の融点
42℃~
牛脂が溶けはじめる
43℃
ラウリン酸の融点(ココナッツオイルの主要脂肪酸)
46.5℃
シーフードをレアで仕上げるための温度
49℃
シーフードをミディアムレアで仕上げるための温度
50℃
肉に含まれるたんぱく質ミオシンが変成を始める
サーモンをミディアムレアで調理するのに適した温度
51℃
51.5℃
シーフードをミディアムで仕上げるための温度
52℃
ステーキをレアで仕上げるための温度
53℃
ミリスチン酸の融点(ココナッツオイルに多く含まれる脂肪酸)
54.5℃
レアステーキ
ラムチョップステーキ
55℃
食中毒原因菌が生存できる温度の上限
56℃~62℃
コラーゲンが変成(十分な時間を要する)
57℃
ステーキをミディアムレアで仕上げるための温度
デンプンの糊化開始温度(57℃~70℃)
60℃
鶏肉、豚肉をミディアムで仕上げるための温度
昆布からグルタミン酸を抽出するのに適した温度
61℃
卵白が凝固を始める(61℃~65℃で卵白の大部分のタンパク質が変性)
62℃
パルミチン酸の融点(バターに多く含まれる脂肪酸)
タルタルステーキのレシピ
63℃
サルモネラ菌が15秒で不活性化
ホットワインのレシピ
63.5℃
63.5℃の卵のポシェを作る温度
65℃
卵黄が凝固を始める(65℃~70℃で卵黄の大部分のタンパク質が変性)
シイタケからグアニル酸を抽出するのに適した温度
65.5℃
肉に含まれるたんぱく質アクチンが変成を始める
69℃
ステアリン酸の融点
70℃
I型およびV型コラーゲンが数時間で加水分解し、一部がゼラチンになる
72℃
73.9℃
77℃
78℃
エタノールの沸点
80℃
アスパラガスなどの野菜の調理に適する
85℃